「百度」提供のアプリにバックドア

 中国検索大手の百度(バイドゥ)が提供するアンドロイド用アプリ「Simejiプライバシーロック」(SPL)に、「バックドア」(裏口)があることがわかりました。

 SPLは、他人に見られたくないスマホの写真やアプリなどに個別に鍵をかけ、非表示にする機能を持ち、国内で約4500人がダウンロードしたとされます。ところが、情報セキュリティー会社トレンドマイクロ(東京)が昨年秋、百度の提供するアプリ開発キットに、外部からの侵入を許すバックドアを発見しました。このキットで作られたアプリにはバックドアが仕込まれ、SPLもその一つで、スマホのOSバージョンや画面サイズ、端末に割り振られる固有番号などの情報を勝手に送信する機能があったと言う事です。

 トレンドマイクロは「情報の抜き取りだけでなく、様々な機能が外部から乗っ取られ、さらなる被害に遭う恐れもある」と指摘しています。

 これに対して百度は「情報を抜き取られる可能性は、指摘されるまで気付かなかった。過失であって、意図的に作った『バックドア』ではない。日本のアプリでこのキットは使われていない」と主張しています。

小保方氏不服申し立てせず、不正4件確定

 STAP細胞論文問題で、新たに二つの図表の捏造を認定された小保方晴子・元理化学研究所研究員(31)は、理研に対して不服申し立てをしませんでした。これにより、昨年3月に認定された別の2件の捏造・改ざんと合わせて計4件の不正が確定し、一連の不正調査は終結します。

 同研究所の規定によると、不服申し立ては調査委員会で研究不正を認定された当事者が通知を受けてから10日以内にできるとされ、5日が期限でしたが、小保方氏が不服申し立てを行わなかったものです。

 小保方氏は昨年3月、理研が設置した最初の調査委で2件の画像の不正を認定された時は不服申し立てを行い、「過失であり、捏造や改ざんには当たらない」と訴えましたが、退けられていました。研究不正が認定された職員は懲戒対象となりますが、小保方氏は昨年12月21日付で理研を退職したため、実際の処分を受けることはありません。懲戒委員会は職員だった場合に相当と考えられる処分を検討するとしています。

はやぶさ2、打ち上げ延期

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の28日発表によると、小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載したH2Aロケット26号機の打ち上げを、悪天候が予想されるため当初予定の30日から12月1日以降に延期するそうです。

 ロケットやはやぶさ2に異常はなく、あくまでも悪天候のため。予報では1日も悪天候の見通しで、打ち上げは2日以降にずれ込む可能性もあるとの事です。

 はやぶさ2計画の責任者を務めるJAXAの国中均教授(54)らが28日、打ち上げ場所となる鹿児島県の種子島宇宙センターで記者会見で、30日に雷の発生しやすい雲がロケットの進路にかかるとの見通しを示したものです。国中教授は「天候はどうしようもない。気持ちを引き締めて準備し、数日以内には打ち上げたい」と述べました。

 雷は電子機器の大敵ですから、仕方がありません。しかし、打ち上げを見るために種子島に来ていた人はさぞ無念でしょう。はやぶさ2は特に人気で、打ち上げを見学するツアーなども組まれていましたから。
 目的地の小惑星「1999JU3」と地球の間を効率よく往復するには、今回は12月9日までに打ち上げる必要があります。もし9日までに打ち上げが出来ない場合、来年以降、改めて適切な日程を検討すると言う事です。