NPT会議決裂

 国連本部で開かれていた核拡散防止条約(NPT)再検討会議は最終日の22日午後(日本時間23日午前)、同日未明に配布した最終文書案に対し、中東の非核化を進める措置などにアメリカやイギリスなどが反対したため、全会一致での採択ができないまま閉幕しました。5年に1度の再検討会議で最終文書が採択できなかったのは、2005年以来10年ぶりの事です。

 最終日の会合では、中東を核兵器のない地域にする「中東非核地帯構想」が最終文書案で示されました。これにたいしてアメリカ代表が、「(事実上の核保有国とされるイスラエルを含む)全中東諸国を招く国際会議を国連事務総長が2016年3月1日までに開催する」との項目に関して、「独断的な期限」と批判。合意できないことを表明したものです。

 ようするに、アメリカはイスラエルの非核化を拒否したわけです。イスラエルを非核化したい中東諸国と、拒否するアメリカ(+イスラエル)と言う構図。