化学物質3000トン

 18日付の中国紙「北京青年報」の報道によるとは、爆発事故の起きた天津市の倉庫には、猛毒のシアン化ナトリウム700トン、爆薬の原料となる硝酸カリウム500トン、硝酸アンモニウム800トン等40種類以上の危険化学物質計3000トンが保管されていたそうです。

 また、中国共産党の調査機関である中央規律検査委員会も同日、国家安全生産監督管理総局トップの楊棟梁局長を、「重大な規律違反と法律違反」の疑いで調査していると発表しています。

 今回の事故では、倉庫を保有する企業と、ずさんな危険物管理を見逃した地元当局の癒着の疑惑も浮上。楊棟梁氏は2012年まで天津市副市長を務めており、何らかの嫌疑がかけられた可能性があります。

 利益のために安全性を無視する企業と、その企業と癒着する行政。中国ではごく当たり前の日常的な風景ですが、この事故はあまりにも被害が大きすぎて、中央政府もかなり世論を気にしながら動いているようです。