ヤマト運輸、27年ぶり値上げ

 ヤマト運輸の7日発表によると、宅配便の基本運賃について、個人向けを含め全面的な値上げを検討しているそうです。

 インターネット通販の普及で荷物の取扱量が急増、ドライバーの確保が追いつかなくなるなど、労働環境の悪化に対応するためです。特に、インターネット通販世界最大手のアマゾンを取り扱うようになってからは、ドライバーを2500人増やしても追いついていないそうです。

 しかも、ヤマト運輸では残業代の未払いが発覚。7万人の社員について、最大2年前まで遡って残業代の未払い調査を行い、全額を支払う方針を決めています。今後は残業代を正しく支払うことになるわけで、当然人件費が上昇しますから、値上げをしないとサービスの維持は出来ないでしょう。

 ヤマト運輸が値上げするのは、1990年代のバブル期に人件費上昇ため100円程度引き上げて以来、約27年ぶりのことです。

 ヤマト運輸は今回の値上げ検討と同時に、アマゾンジャパン(東京)など法人顧客との料金改定交渉も進め、さらに時間指定の「12~14時」を廃止し、ドライバーらが昼食時間を確保できるようにするなど職場環境の改善にも取り組むと言う事です。